咬み合わせ・顎関節症治療
咬合育成治療
こんな習慣はありませんか?
このような習慣を、態癖(たいへき)といいます。 態癖によって歯が動き、歯並びやかみ合わせが悪くなるのをご存知でしょうか。
例えば、お子様やそのお友達、またはご家族の中にいつもお口がポカンと開いている方はいませんか?
お口がポカンと開いている方は、「口呼吸」をしている可能性があります。
唾液にはお口の中の細菌をやっつけたり、汚れを洗い流す作用があります。
口呼吸をするとお口の中が乾燥してしまうので、唾液がお口全体にまわらず虫歯や歯周病の菌が
増殖しやすい環境になります。菌が増殖することにより、
歯周病や虫歯にもなりやすく、汚れが残ることで口臭の原因にもなります。
また口呼吸を続けていると、口呼吸がしやすいような歯並びや姿勢(猫背)になったり、
集中力の低下や風邪をひきやすくなるといった日常生活や健康面にも支障が出やすくなります。
学校検診などでも歯並びやかみ合わせの良くないお子様が増加しています。
普段何気なく行なっている習慣(態癖)は、歯並びやかみ合わせ、骨格などにも大きく影響を与えてしまいます。
日常生活の中から、歯並びに影響を及ぼす「日常の生活習慣」を探し、それらがどのように影響をあたえるのか、どのような改善方法があるのか…という事を考えていく事がとても大切です。
かみ合わせに問題が出てから…ではなく、かみ合わせに問題が出る前、または、出ていても早めに改善していくことで、健全なかみ合わせを育てていくことができます。
咬合育成療法では、歯並びやかみ合わせが成長とともに大きく広がり、バランスよく形が作られていくように「生活習慣のチェック」「姿勢・食事・習癖の改善」「お口のトレーニング」を行ない、正常な発育のサポートをしていきます。
筋機能訓練(MFT)や装置によって正しい成長を促すことにより、外科矯正(顎の不正を手術により改善する矯正)や、抜歯矯正(歯の凹凸を治すために健康な永久歯を抜歯する矯正)を高い確率で回避できます。
お子様の歯並びやお口の癖が気になる、矯正が必要かな?と感じたときは、お気軽にご相談ください。小学校1年生までに歯並びについて相談・診査することをおすすめしています。
治療の流れ
①初診カウンセリング
現在のお悩み、症状、治療におけるご希望などをお聞かせいただきます。
ご質問などございましたら、お気軽にご相談ください。
②検査・資料どり
お口やお顔の写真、レントゲン、筋力の測定などをさせていただきます。ご家庭での過ごし方などを知るために、チェック表などもお渡しいたします。
③診断・説明
検査の資料をもとに、お子様の現在の状態、改善点などを詳しくご説明させていただきます。
④開始
お子様の年齢やお口の発育状態に合わせたトレーニングを行なっていきます。
正しい成長を促す咬合育成治療について詳しくは咬合育成研究会ホームページへ
顎関節症について
顎関節症の症状
このような症状がある方は顎関節症の可能性が考えられます。
顎関節症の原因
顎関節症の原因は人によって様々です。
考えられる要因として「かみ合わせ」「顎骨格」「食生活」「習慣」「精神的ストレス」「外傷」などがあります。歯ぎしりのようなストレスによるかみ締め行為やかみ合わせが悪いと、顎関節や周りの筋肉に負担がかかり、骨と骨の間にあるクッションの役割をしている円板がズレたり損傷することがあります。その結果、関節の動きに支障が出るため、上記のような症状が出ると考えられます。
顎関節症の治療
顎関節症の治療としては「スプリント療法」がよく用いられます。透明の樹脂でできたスプリントと呼ばれるマウスピース状の装置を着けていただくことでかみ合わせの調整をし、顎関節の負担を軽減させ、症状の改善をしていきます。
その他にも顎関節症の治療法はいくつかございます。それぞれの症状に合わせて治療法も異なりますので、まずはお気軽にご相談ください。