口ゴボの矯正治療
2025.11.04
目次
- 1|口ゴボについて
・1-1|口ゴボとは
・1-2|医学的に見た口ゴボ
・1-3|口ゴボのデメリット
・1-4|口ゴボになる原因 - 2|口ゴボにおすすめのマウスピース矯正
・2-1|目立たない
・2-2|奥歯を動かせる - 3|口ゴボの矯正治療の失敗例
・3-1|スペースが確保できない
・3-2|歯と歯の間を削り過ぎた
・3-3|拡大床治療で口ゴボ悪化
・3-4|抜歯をしたが歯が動かせない
・3-5|虫歯になった - 4|当院のマウスピース矯正治療の特徴
・4-1|月々9,082円からできる
・4-2|中程度の症状にも対応
・4-3|インビザライン経験者が対応
・4-4|無料矯正相談に対応
・4-5|実績を持つ院長が対応
・4-6|加速装置で治療時間を短縮
・4-7|虫歯・歯周病も対応
・4-8|顎関節症も対応
・4-9|抜歯しない矯正治療
・4-10|地域に根ざした総合歯科医院
昨今、「口ゴボ」という言葉をよく耳にします。
今回は、この「口ゴボ」とその治療法についてご説明したいと思います。
口ゴボについて
口ゴボとは

「口ゴボ」(くちごぼ)は、口を閉じた際、口元が前に突き出て膨らんで見える状態を指します。
「口元がゴボッと出ている」という見た目の特徴から普及した言葉で、鼻の下が長くゴリラのように見えることから、「ゴリラ顔」、口元が丸く盛り上がっているように見せることから「こんもり顔」と呼ばれることもあるようです。
SNSで自分の写真を撮る機会が増えて自分の顔を見ることが増えたこと、「Eライン」(鼻先と顎先を結んだ線)の概念が広く認知されるようになったことで美容的な意識から「口ゴボを改善したい」と考える方が増えたように思います。
医学的に見た口ゴボ

「口ゴボ」は、医学的には上下の前歯が前方に飛び出す「上下顎前突」(じょうかがくぜんとつ)と呼びます。

とはいえ、お口の状態や骨格、遺伝的なことは、一人ひとりが異なり、さらには、ガタガタ、ガチャ歯、八重歯(やえば)、乱杭歯(らんぐいば)等、歯と歯が重なってデコボコした状態「叢生」(そうせい)を併発しているケースもあり、厳密には、「口ゴボ」の状態を歯科用語で一口に表すことはできません。
「とにかく口元が前に出ていることが気になる」という方は、まずは無料の矯正相談をお受け下さい。実際の骨格やお口の中の状態、症状やその治療法、費用について詳しくお伝えさせていただきます。
口ゴボのデメリット
前述しように、口ゴボは「見た目」を気にされるケースが多く、実際、矯正治療を受けられた患者様からは「口を隠さずに笑えるようになった」「マスクを外せた」といった喜びのお声をいただきますが、口ゴボは審美性のみならず、機能性においても様々な悪影響があります。

■口呼吸になる
口が閉じにくいことから口呼吸になります。口腔内が乾燥すると、唾液による自浄作用や抗菌作用が低下し、細菌が繁殖しやすくなったり、感染症にかかりやすくなることがあります。また、口臭の原因になる可能性も高くなります。
■しっかり咀嚼できない
上下の前歯がうまく噛み合わず、食べ物を咀嚼することが難しくなることもあります。
■顎関節症になる
噛み合わせのバランスが悪いと、顎関節に余計な負担がかかり、顎関節症(口を開ける際の痛みや雑音等)を引き起こすリスクが高まります。
■体への影響
噛み合わせのバランスが悪くなると、身体のバランスが崩れて肩こりや頭痛を誘発することがあると言われています。
■発音がしにくくなる
歯並びによって舌の動きが制限される場合、特にサ行やタ行などの発音がしにくくなることがあります。
口ゴボになる原因
口ゴボ(上下顎前突)になる原因は、患者様によってさまざまですが、主な原因についてご紹介します。
■小顔で顎が小さい
小顔で顎が小さい方の場合、歯が並ぶスペースが足りず、前歯が前に押し出されたり、歯並びが乱れることがあります。

■奥歯に前歯が押し出される
また、奥歯が斜めに生えている場合、咀嚼する度に奥歯に斜めの力が加わり、徐々にその傾きが増します。奥歯が次々と手前の歯を前方に押し出す連鎖を起こすのです。
結果、前へ前へと押し出す力が最終的に前歯に集中し、歯列全体が乱れ、口ゴボ(上下顎前突)、出っ歯(上顎前突)、ガタガタの歯並びといった不正咬合になります。
「だんだんと前歯が出てきた気がする」と感じる方は、この奥歯の傾斜による影響を受けている可能性が高いため、早めに受診されることをお勧めします。
口ゴボにおすすめのマウスピース矯正

口ゴボの治療は、状態によって様々な矯正法を必要としますが、多くの方には「インビザライン」(米国アライン・テクノロジー社開発)による治療をおすすめしています。
では、なぜこのマウスピース矯正「インビザライン」をおすすめするかということについてご説明します。
目立たない

第一に、マウスピース矯正「インビザライン」は、透明で目立たちくいという特徴があります。これまでと変わりない日常を送りながら、歯列矯正が行えるのです。特に、接客業をされている方、見た目を気にされる方に最適です。
また、マウスピース矯正「インビザライン」は、マウスピースの取り外しができるという特徴もあります。歯周病や虫歯になりにくいという特徴があるため、安全で衛生的です。
さらに、この「インビザライン」による矯正は、ワイヤー矯正に比べて痛みや違和感が少ないというメリットもあります。
以下に、インビザラインが選ばれる主な理由を記します。
[インビザラインが選ばれる理由]
■透明で目立たない
日常会話も気にならず、自然に笑える。
■取り外し可能
食事や歯みがきの際に取り外せるため衛生的。
■痛みが少ない
ワイヤー矯正と比べ、痛みや違和感が少ない。
■通院回数が少ない
忙しい方でも続けやすい治療スタイル。
奥歯を動かせる

インビザラインによる歯列矯正は、「透明で目立たない」「痛みが少ない」「取り外し可能」といったメリットに加え、奥歯を奥側に動かせる点も大きな魅力です。
親知らずを抜いたスペースに奥歯を順々に移動させることで、前歯をきれいに並べるための十分なスペースを確保できるため、顎が小さい方でも、抜歯をせずに矯正できる可能性を広げます。
また、お口元が理想的に整うことで、Eラインが改善されたり、エラ張りやシワ・たるみの印象が軽減されたりするといった審美的な変化も期待できます。

さらに、奥歯の噛み合わせを矯正することで、虫歯や歯周病の予防、顎の違和感、頭痛や腰痛、いびき、会話や咀嚼力の向上等の改善も期待できます。
患者様からも「よく噛めるようになって胃腸が良くなった気がする」「話しやすくなった」等、多くの声をいただきます。
ちなみに、奥歯を奥に動かす治療は、安さを売りにするマウスピース矯正(例:キレイライン)では難しいため、間違わないように注意をしましょう。
口ゴボの矯正治療の失敗例
次に、口ゴボの矯正治療をされた方の失敗例についてご紹介します。「歯列矯正を考えている」「口ゴボが気になる」という方は、ぜひご参考になさって下さい。

スペースが確保できない
小顔で顎が小さく歯が並ばないことから口ゴボ(上下顎前突)を引き起こしている場合は、歯を並べるスペースが必要ですから、スペースをどのように確保するかが重要です。
が、経験不足の歯科医師の場合、このスペースを十分に確保できないことがあります。
そのため、当院に来院される患者様の中には「治療期限が終了しても、自分の理想の歯並びにならなかった」「初めからきれいに並ぶ矯正治療を受けたかった」という方もいらっしゃいます。
そのため、口ゴボ(上下顎前突)が実際に改善されている例があるか、症例実績数はどれくらいあるかといったことを事前に確認しておくほうがよいと思います。
歯と歯の間を削り過ぎた

安いということを売りにしている矯正治療(例:キレイライン等)では、IPR(歯と歯の間を削る処置)がよく用いられます。この処置では、通常、約0.1㎜~0.5㎜という少量を削り、スペースを作ります。
この処置には特に大きな問題はなく、軽度の歯列矯正であれば、対応できる可能性もあります。
ただし、大きなスペースを必要とする中度から重度の症例において、経験の浅い歯科医師が必要以上に削りすぎてしまうケースが見られます。
結果、知覚過敏を引き起こしたり、削った部分が原因ですきっ歯になったりする可能性があります。
さらに取り返しのつかない失敗例では、歯が過度に細くなりすぎてしまい、まるでピアノの鍵盤のような見た目になってしまうという審美的な問題が生じることもあります。
拡大床治療で口ゴボ悪化

格安矯正(例:キレイライン)では、IPR(歯と歯の間を削る処置)のみで必要なスペースが確保できなかった場合、拡大床(かくだいしょう)という装置が用いられることがあります。これは、ネジの力を利用して歯列を外側に押し広げ、前歯を並べるためのスペースを確保する治療法です。
しかし、拡大床は歯列を広げすぎないよう細心の注意が必要となる、非常に難易度の高い治療です。
経験不足の歯科医師が担当した場合、歯を過度に押し広げてしまい、結果として口ゴボが悪化することがあります。
また、拡大床は奥歯を左右に広げようとするため、奥歯の位置がずれて噛み合わせが悪化することもあります。
抜歯をしたが歯が動かせない

重度の歯列矯正では、必要なスペースを十分に確保するため、抜歯をすることがあります。
前から4番目の歯(第一小臼歯)を抜き、前歯を並べるための広いスペースを確保し、歯をきれいに整列させる方法です。
しかし、抜歯で得たスペースに歯を並べるためには、前歯だけでなく奥歯からの歯の移動も必要となり、極めて高いスキルと経験が求められます。
歯科医師の経験が浅い場合、奥歯をうまく動かせずに、歯と歯の間にすき間が残る(すきっ歯になる)リスクがあるため、注意が必要です。
また、奥歯を動かす能力に限りがある格安のマウスピース矯正では、抜歯を伴う治療は行えません。中度以上の方は治療を断られる可能性があるため、事前に歯科医師に確認しておきましょう。
原因となる奥歯を治療しない
既にお伝えした通り、奥歯が傾いているにも関わらず咀嚼等で力を加えると、傾いた力が前へ前へとかかり、歯列が乱れることがあります。
その場合、当然ながら奥歯の傾きを治療することが重要になりますが、奥歯(根本原因)の治療が行われない場合があります。
虫歯になった

歯列矯正を受けられる方の中には、虫歯になる方。これは、特に矯正治療に特化したクリニックで治療を行われた方に多く、実際に「歯列矯正は改善されたが虫歯になった」という患者様のお声も届きます。
マウスピース矯正は衛生的ではあるものの、虫歯や歯周病を引き起こす可能性もあるため、総合的にお口の状態を把握し、メンテナンスする必要性があります。
当院のマウスピース矯正治療の特徴
最後に、当院の矯正治療についてご紹介します。口ゴボでお悩みの方、歯列矯正をお考えの方はご参考に。
月々9,082円からできる

当院では、上下の歯の矯正治療を66万円(税込)〜と、多くの方にご検討いただきやすい価格でご提供しています。
また、月々9,082円(税込)〜の分割払い(デンタルローン)にも対応。まとまった費用の負担を抑えられ、計画的に治療を進めていただけます。口ゴボでお悩みの方もぜひご利用下さい。
中程度の症状にも対応
「キレイライン」のような格安矯正は、軽度の歯並びの乱れにしか対応できず、中度・重度のケースでは治療を断られることがありまます。
また、対応はされたけれども以下のような問題が生じたというお声もあります。
- 「治療対象外と診断された」
- 「途中で追加費用が発生した」
- 「思ったような仕上がりにならなかった」
当院では、奥歯まで動かせる「インビザライン」を採用。中度・重度の歯並びの乱れにも対応しています。
- 親知らずを抜いたスペースを活用し、奥歯から順に移動
- 骨格や噛み合わせまで考慮した治療設計
- 必要に応じて補助装置も併用
インビザライン経験者が対応

当院では、院長やスタッフが実際にインビザライン矯正を体験しています。マウスピースの装着感や、治療中に感じる不安・悩みを理解し、患者様の気持ちに心から寄り添えます。
私たちはその経験を活かし、下記のような疑問や不安にも丁寧にお応えし、実体験に基づいた具体的なアドバイスをご提供しています。
- 「痛みはどのくらい?」
- 「外食のときはどうする?」
- 「装着時間を守れるか不安…」
矯正治療は長期間の治療になるため、安心して続けられる環境づくりが大切だと考えます。
無料矯正相談に対応
矯正治療に興味はあるけれど、「口ゴボが本当にきれいになるの?」「口ゴボが改善されるって本当?」といった不安を持つ方も少なくありません。
当院では、無料相談の際に、矯正後の歯並びを3Dシミュレーションでご覧いただけます。専用のスキャナーでお口の中を読み取り、治療前・治療中・治療後の歯の動きを視覚的にご確認いただけます。
矯正相談の流れについては、下記より詳細をご覧下さい。
実績を持つ院長が担当

当院の院長は、高知県で唯一の「インビザライン社公認講師」。4年連続で「インビザライン・プラチナプロバイダー」に認定されており、確かな実績を持つ矯正治療のエキスパートです。
- 矯正治療歴:20年以上
- 手がけた症例数:2,000件以上
初回カウンセリングから治療完了まで、院長自身が責任を持って担当いたします。特に口ゴボ(上下顎前突)はお悩みの方も多い症状のため、実績が多数あります。
矯正治療を行うクリニックに多い、下記のような問題もなく、安心して治療を受けていただけます。
- ホームページに掲載されている医師と実際の担当医が異なる
- 治療のたびに担当医が変わる
加速装置で治療時間を短縮

当院では、光加速装置(矯正加速装置)を導入し、近赤外線の光によって骨の代謝を促進し、歯の移動スピードを早めるようにしております。
これにより、通常2年ほどかかる矯正治療を、約1年で完了できるケースもあります(※症例により異なります)。
歯列矯正を早く終えたい方は、ぜひご相談下さい。
虫歯・歯周病も対応

当院は歯列矯正のみならず、一般歯科治療も提供する「総合歯科医院」です。そのため、矯正中に気になる虫歯や歯周病の予防・治療についてもお任せいただけます。
美しい歯並びと健康な歯の両方を手に入れていただけるよう、総合的にサポートします。
顎関節症も対応
当院は矯正治療だけでなく、お口全体を診る総合歯科医院です。そのため、口ゴボで顎関節症を抱えている方でも、お口の状態を詳しく診察した上で、歯列矯正が可能です。
治療中に顎関節症が悪化しないよう予防にも力を入れているため、安心してご相談下さい。顎関節症によって矯正を諦めていた方も、まずは一度ご相談下さい。
抜歯しない矯正治療
当院では、可能なかぎり抜歯をしない治療計画を立てております。
抜歯に不安がある方は、そもそも抜歯が必要かどうかも診断できますので、お気軽にご相談下さい。大切な歯を守りながら、理想の口元を目指しましょう。
地域に根ざした総合歯科医院

当院は、あらゆるお口の悩みに寄り添う「総合歯科医院」です。
「お口のホームドクター」として、長期的な視点から最適なケアをご提供いたします。口ゴボでお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談下さい。
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インビザライン矯正
目立たない
マウスピース矯正ご自身で着脱できる透明のマウスピースを用いた矯正治療「インビザライン」。ワイヤー等を用いた矯正に比べて清潔で痛みも少なく目立ちにくいのが魅力です。※インビザライン矯正は中学生以上の方が対象となります。
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ネオキャップ・ビムラー矯正
寝るときだけの
子ども矯正子ども矯正「ネオキャップ・ビムラー」。乳歯に被せる装置「ネオキャップ」と寝るときだけ付ける装置「ビムラー」でムリなく矯正します。※ネオキャップ・ビムラー矯正は小学校1年生 ~ 中学校1年生が対象です。
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インプラント治療
人工歯根で
歯の機能を回復虫歯や歯周病、事故等で歯を失った際、顎の骨に人工歯根(インプラント)を埋め込んで人工歯等を装着する画期的な治療。最新の設備や環境、高い知識・技術とホスピタリティで患者様の歯の機能を回復させます。
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セレック治療
デジタルで
補綴物を作製セレック治療は、最新のデジタル技術(CAD/CAMシステム)を活用して短期間で高精度な補綴物(詰め物や被せ)を提供する治療法。金属アレルギーの心配もなく、従来の型取りも不要なので多くの患者様に喜ばれています。
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